25 FS
Including OA-10A of 19TASS Page-2
1982年2月に25th TFSとして韓国のオーサン空軍基地(Osan AB)に配備されたA-10Aであるが、その後何度かの部隊改変を経て 現在は、51st FW傘下の25th FSに収まっている。一時は、51st TFWの傘下から離れ、別の部隊として第5戦術航空統制群(5th TACG)傘下の19th TASSに所属していたこともある。右のインシグニアがそれであるが、1980年代後半に一時水原(スウォン)基地に移動していたことがあり、その間テールレターを”SU”に塗り替えるなど、私を含め情報が少ないマニアにはよく判らない移動があった。1990年10月までには再びオーサンに戻り、再び51st TFWの傘下に組み入れられ、ここを拠点として活動している。19th TASSの所属であったこの1991年ぐらいからだったと記憶しているが、今までのヨーロピアン1迷彩からミィデアムグレーと呼ばれる薄い鼠色のA-10が増えだした。当初はマニア間でも試験的な塗装だろうと言う人が多かったが、その内全機がこの色に塗り直した。
 この頃もうひとつ訳の分からなかった事が、OA-10Aと言う機体名。A-10AだったりOA-10Aだったり 一体何処が違うんだろうと思っていたが、何のことはない機体自身はまったく同じと言うではないか・・只、役割として前線航空管制(FAC)任務に付く機体は、基本的に爆装せず、せいぜいサイドワインダーAAMを装備するぐらいなので使い分けをしているだけなのだ。 
(Aug, 2006)
OA-10A OS-244 (80-0244)
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Insignia of 11th TASS
OA-10A OS-247 (80-0247)
上右の尾翼の写真は、2004年8月Guam島アンダーセンAFBでの撮影であるが、この年を境にムスタングのシルエットが、胴体から尾翼に移動している、丁度 36th FSのF-16Cも尾翼に描かれるようになって 同じ韓国に駐留する8th FWに合わせたように統一化された。
 機首のGAU-8 30ミリ機関砲は、一時発射ガスがエンジンに吸い込まれエンジン停止の原因になると言って 砲口のところにガスを分散する器具が取り付けられていたが 基本的に発射ガスは、ほとんどの場合エンジンに入り込むことなく 機体の下部を抜けることが判って この器具は外された。水平飛行中にGAU-8を連射すると 一時的にA-10の速度が落ちると言う話もあるぐらい 強力な武器である。4200発/毎分の発射スピードは、後に3800発/毎分になったが モード切替が無くなって 3800発/分の高速で統一されたようです。また 薬莢は、発射時に収納されるようになっているようで 排出されない。これは、重量バランスが大きく変化するのを避けるためらしい。
(Aug, 2004)
A-10A OS-164 (80-0164)
OA-10A OS-192 (80-0192)
OA-10A OS-244 (80-0244)
OA-10A OS-163 (80-0163)

Two A-10A s were displayed in Andersen AFB //Aug.2004

緑色系のヨーロピアン-1迷彩のA-10が、デビュー当初のグレー迷彩に似たミディアムグレーに お色直しをしたのは訳があるようだ。1991年の湾岸戦争で注目を浴びたA-10であるが、戦場で一番の脅威は地上から歩兵が打ち上げる軽SAM(代表的なものとしては、米軍のスティンガー)、地上をなめるようにして敵を攻撃するA-10にとっても僅か1名の歩兵で発射できる対空ミサイルは脅威であろう・・これで何機かが犠牲になっていたし、多くの機体が撃墜こそされなかったがエンジンナセルや尾翼を吹き飛ばされた経験から、地上から狙いやすいグリーン系の塗装をやめグレーに変えたという事である。ハイテクの時代でもやはり迷彩効果は重要なのである・・・ 
OA-10A OS-213 (80-0213)
OA-10A OS-247 (80-0247)
Wings
(Aug, 2004)
(Aug, 2006)
A-10A OS-177 (80-0177)